当院でのフルミスト(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)について
・通常1回の接種で完了します。従来の注射ではなく、鼻から薬を入れる方法です。
・フルミストと注射のインフルエンザワクチンの効果は、両者は同等とされています。
・注射のインフルエンザワクチンの効果がおよそ5か月間に対し、フルミストはおよそ1年効果が持続するとされており、季節外れのインフルエンザの流行にはフルミストの方が利点があるといえます。
・啼泣が激しい場合や動いてしまう場合などは、鼻へのスプレーが確実にできない可能性、泣くことで鼻水がふえワクチンでの予防効果が下がる可能性があります。そのため国内では2歳以上19歳未満への承認がおりていますが、当院では対象を
小学生以上19歳未満、または、安静に処置を受けられる2歳以上のお子様
とさせていただきます。
病院に行くと激しく泣いてしまう、処置時に体動が激しいお子様は従来通りの注射での接種をお勧めします。(途中で動いてしまった場合やり直しができないため)
・薬剤の入荷の関係もあり、基本的に予約のみでの実施を予定しております。web予約の「フルミストの予約」からご予約ください。
・フルミスト接種と同時の診察・処方はできません。
実施方法:
左右順番に両鼻への薬の投与
対象:
小学生以上〜19歳未満の方 または、
2歳以上で処置に対して椅子に座って安静に受けられる方
価格:8000円
接種期間 10月18日〜12月下旬
※入荷状況によって前後する可能性あり
予約開始日
2025/10/1
接種できない方
・現在風邪症状・熱がある方
・過去1年以内に喘息発作を起こした方、5歳未満で今までに喘鳴を指摘されたことのある方
・アスピリンを内服中の方
・重度の卵アレルギー、ゼラチンアレルギー
・免疫不全の方、免疫抑制剤内服中の方
・過去にインフルエンザワクチンやその他の成分でアナフィラキシーが起きた方
・妊娠中の方、授乳中の方、妊娠希望の方
・接種当日、鼻汁、鼻閉がある方、大泣きしてしまう方
・鼻炎症状のひどい方
・接種後、自宅に2歳未満のお子様、免疫不全の方や免疫抑制剤を内服している方
(密接な接触は1〜2週間は避けてください。)
その他下記既往があり心配な方は、主治医がいる場合には接種の可否を主治医に確認してください。
・心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患を有する方
・過去に痙攣の既往のある方
◎必ずご予約後に問診票にお答えいただき、対象外ではないかどうか確認をお願いいたします。
接種当日に、鼻汁や鼻閉、啼泣が激しいなどにより、投与したワクチン液が流れ出てしまう可能性がございます。状況に応じて、再投与が必要となり、その場合は再投与の費用負担も発生いたしますのでご了承下さい。診察室に入った状態次第で注射の方を勧めさせていただく場合もあります。
接種後について
生ワクチン(弱毒化したインフルエンザワクチン)であるため軽微なインフルエンザの症状(鼻閉、鼻汁、咳、咽頭痛、頭痛等)が出る可能性があります。
インフルエンザ様の症状が出た場合の登園・登校について
現在の時点では、具体的な文献情報がありません。当クリニックでは、解熱し24時間経過後登校可能としております。
接種前にインフルエンザに罹患した場合
以下の薬を内服をした場合には、接種延期をする必要があります。
◉タミフル・リレンザ 48時間以上
◉ラピアクタ 5日以上
◉ゾフルーザ 17日以上
以上の間隔を開けて予約の取り直しをお願いいたします。
コロナ罹患の場合には症状消失後2〜4週間後、その他発熱は解熱してから1週間後を推奨しております。